Overweight and obesity predict time to periodontal disease progression in men
過体重と肥満は男性での歯周疾患進行までの期間を予知する
著者:Andrea Gorman
JCP/2012
目 的
過体重と肥満の指標である、体格指数(BMI)、胴回り(WC)、及びWC-身長比から、男性での歯周疾患の進行を予知できるかを調べこと
材料と方法
参加者などは1969年から1996年にかけて3年に1回、口腔、及び健康診断を行った、the Dental Longitudinal Studyの全身的に健康な白人男性1038名であった。各々2本以上の歯牙で、ベースライン後に40%以上の歯槽骨が失われたが、プロービングデプスが5㎜以上であったか、或いは5㎜以上の臨床付着が失われた場合を、歯周疾患が進行と定義した。年齢、喫煙、教育、糖尿病、最近の歯周治療、最近の予防処置、及び充填面/う蝕面の数をコントロールしながら、拡張型Cox回帰分析を行って、過体重/肥満状況が原因で歯周疾患の進行事象が起きる危険度を推定した。
結 果
歯周疾患の指標に関係なく、体格指数と腹囲身長比は、歯周疾患の進行事象が起きる危険と有意に関係していた。肥満男性(BMI≧30㎏/㎡)の、歯周疾患進行の調節後危険率は、体重も腹囲身長比も正常であった男性(≦50%)のそれより、41-72%より高かった。
結 論
全体的肥満も、体幹部の肥満も、男性における歯周疾患の進行事象の高い危険度の関係している。