3種類の荷重術式が、固定に及ぼす影響について無作為前向き臨床治験. 中間報告

A Randomized Prospective Clinical Trial of the Effect
 Three Dental Implant Loading Protocols on Stability
an interim report
出典:Applited Osseointegration Research
著者:Reva M. Barewal,  Clark Stanford /2006
                     目 的
3種類の荷重法を適用したosseospeedインプラントの初期固定パターンを定量すること
臨床術式
ノンサブマージ1回法で埋入(埋入時に露出していたスレッドは凍結乾燥骨同種移植片(Lifenet)で覆った。
骨質評価: インプラント埋入中に得たトルク抵抗性に基づき、Lekholm&Zarbの基準にそって臨床的に評価した。
埋入時におけるインプラントのトルク値(ITV)を外科用電動トルクの校正付きモニタリングを伴いながら測定した。
ITV25N㎝以上・・・乱数発生機を用いて患者を3個の荷重群に割り振った
即時荷重(0週目に暫間処置)
成熟後荷重(6週目に暫間処置)
伝統的荷重(12週目に暫間処置)
ITV10-25N㎝・・・・・・成熟後荷重伝統的荷重術式に無作為に割り振った
10N㎝未満・・・・・・・6週間治癒させ伝統的荷重群に振り分けた
検 討
サンプルサイズは小さいが、成熟後荷重群と即時荷重群にてISQ値は16週の期間中に、常に上昇したことが示された。
ITVが25Ncm未満であったインプラント群の安定度は最初は僅かに低かったが、モニターした治療期間中にITVがより高かったインプラント群に’追いついた’。
タイプ1と2の骨で、即時荷重したインプラントとタイプ3の骨で6週目に荷重したインプラントの大半で固定の恒常的な経時的上昇が示された。
本中間報告はタイプ1と2の骨でのインプラントの即時荷重とタイプ3の骨でのインプラントの成熟後荷重を支持している