出展:The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants
著者:Mario Roccuzzo 等
研究目的:歯科用インプラントの表面性状はきわめて重要で、近年ではより早く骨の結合することを期待して、様々な表面処理が研究されています。この前向き研究の目的は、化学的に改良されたチタンインプラントが、上顎大臼歯エリアにて、手術後3週目という早い時期に荷重するのに適しているか調べ、経時的にインプラント周囲状態をモニターすること、にありました。
結論:骨高径が10㎜以上、骨幅が6mm以上、インプラントの径は4.1~4.8㎜、長さは10~12㎜、表面積が130m㎡という条件下で、化学的改良を加えたチタンインプラントをオステオトームを用いて埋入すると、上顎臼歯部でも早期荷重が行える可能性があることがわかりました。